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【本】奴隷の哲学者から学ぶ人間関係のヒント

生きていれば悩みはつきもの。

特に、悩みの半分以上が人間関係の悩みでは?

今日ご紹介する本は、そんな人生を、生きやすくなるためのヒントがたくさん詰まっています。

【今日の本】

『奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業』

物事には2つある

「あの人はキレイでスタイルも良くて人気があっていいな。。」

「この人は学歴があって仕事も順調で収入も多くていいな。。」

そんな風に誰かのことを羨ましく思ったことはないでしょうか?

私はたっっっくさんあります^^;

ですが、他人が持っている地位や名誉や財産は、あなたにどうにかできるものでしょうか?

この本では、物事は2つある、と説明しています。

その2つとは、「我々次第であるもの」と「我々次第でないもの」です。

先程出てきた、地位や名誉や財産とは、自分の力だけではコントロールできないもの。

つまり、「我々次第でないもの」になります。

「我々次第でないもの」は求めて求めても手に入れることができないため、手に入れてられない自分はいつまでも不幸だと感じてしまいます。

大事なのは、「我々次第であるもの」に目を向けること。

自分の裁量の範囲内にある物事にだけ、自分の欲望を限定する。

そうすることで、自分でコントロールできないことに振り回されることは少なくなりますよ。

「他人」から脱却する

他人は自分ではどうすることもできません。

先程の例でいうと、「我々次第でないもの」に当たります。

例えば、態度の悪い上司を変えることはできません。

でも、自分がその上司に接する態度を変えることはできますよね。

自分を変えることのほうが、断然簡単です。

同様に、他人からの評価も自分ではコントロールすることができません。

いちいち他人の評価を気にするのではなく、自分で変えることができることに目を向けてみましょう。

どんな出来事も、それ自体に善い悪いはない

私は、誕生日の日に財布を落として、現金を盗まれたことがあります。

最初は、とても悲しくて悔しくてやるせない気持ちだったのですが、時間が経つに連れて考えが変わりました。

現金が盗られただけでよかった!

クレジットカードや免許証が盗られなくてよかった!

自分や家族に身体的に危害が加えられたわけではなくてよかった!

といった感じです。

「財布から現金が盗られた」ということは一見すると、悪い事のように見えますが、裏返して考えると、上記の3つのように良かった点も出てきます。

つまり、

・現金を盗まれた=最悪!

と捉えることもできるし、

・クレジットカードは無事で現金を盗られただけでよかった!

と捉えることもできる、というわけです。

つまり、自分の捉え方次第で物事を自分にとって善いことにすることができる、ということです。

まとめ

『奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業』には、人生を生きやすくするヒントが盛り沢山でした。

その中で今日は3つにポイントを絞ってお伝えしました。

・物事には2つある

・「他人」から脱却する

・どんな出来事も、それ自体に善い悪いはない

人間関係の悩み解決のヒントになったらうれしいです!